社団法人加古川青年会議所
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理事長所信

2008年度 社団法人 加古川青年会議所
第50代 理事長 前川 真一郎

次代のために前進しよう、創始の志を胸に
-Let Us Go Forth With Our Mission-

高き志を胸に結集した 38名の青年の手によって、1958年 11 月20 日、加古川青年会議所は設立されました。
以来、互いに切磋琢磨する中で人間力を高めあい、互いを認めあうことで絆を強め、英知と勇気と情熱をもって多くの方々と共に歩み続けた運動は、私たちの住むまちへさらには日本へ、世界へと影響を与え続けてきました。

そして 2008 年、加古川青年会議所は創立 50 周年を迎えました。
我々は、先輩諸兄が築き上げてきた半世紀に亘る歴史の重みを受け止め、心から感謝し、謙虚にその創始の精 神を受け継いでいく責務があります。
しかし、それはただ守り継ぐのではなく、我々の使命を改めて心に刻み、より良き世界へ向けた変革の能動者 として、現状の社会情勢を見極め、次代を切り拓くべく行動し、さらなる前進をしていくものでなければなりません。

終戦から 63 年、戦後復興、高度経済成長を経て、日本は、科学・経済立国として繁栄を手にしてきましたが その半面、少子化・高齢化問題、財政危機、精神の退廃等、多くの問題が山積し、中でも教育改革については、未来の国家の命運を左右する最重要課題にあります。

また、世界に目を向けましても、貧困、経済格差、未だ絶えぬ紛争、地球温暖化、人口問題、食料問題、エネルギー問題等が叫ばれ、特に地球環境は、このままでは確実に人類存亡の危機を迎える状況にあります。
このような経済的繁栄をよそに現代文明が行き着いた様々な矛盾を前にしては、もはや既存の枠組みに捉われているだけでは解決できるものでなく、私たち一人ひとりが発意し、それぞれの地域で協働しながら、乗り越えていかなければならないという時代を迎えてきているといえます。

こうした時代にあり、だからこそ、今まさに、地域に根付き世界中にネットワークを有するJCが、次代を見据え、一つの核として運動を実践し、地域から日本日本から世界へと人々の意識を変革していくという使命を果たすときなのですこの 50 年という節目にあり、JC創始の志を再認識し、大いなる使命を胸に次代へ前進し続けていくための、いわば「命知元年」と位置付けます。
我々JAYCEEは、各々が、自らのことのみに留まることなく、地域のことを想い、国のことを想い、そして恒久的世界平和の実現までをも使命として活動しています。だからこそ、我々の活動は尊く、地域のリーダーとして自負と誇りが持てるのです。我々は、この想いを市民全体へと拡げ、誰もが「自分だけなら良いだろう。誰かがやってくれるだろう。」から「自分がやらなければならない。自分が世の中を変えていく。」という市民意識へと変革したとき、必ずや世界は変わるのです。
確かに、我々一人ひとりの力は、小さなものかもしれません。また、それぞれに本業を持ち、家庭を守りながら活動しています。今の経済環境においては、それだけでも非常に大変なことであります。しかし、戦後の諸先輩方にならって、どんな厳しい状況下にあっても、我々一人ひとりの力が未来を切り拓くという信念をもって、前進していきたいと思います。

「修しゅう身しん斉せい家か治ち国こく平へい天てん下か」という儒学の言葉があります。まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、その後国家が治まり、そして天下が平和になるという意味です。
次代を担う青年として、自己を律し、使命感をもとに個性を活かして行動し、国家、世界に向けて発信していきましょう。
そして日本人として、自然の恵みや万物に感謝し、他を思いやる利他の精神、互いに助け合う相互扶助の精神を大切にし、和を尊び、長い歴史のなかで高められてきた美しき日本の伝統的精神性を、まずは我々自身から呼び覚ましましょう。
また、「JCしかない時代から、JCもある時代」にあって、我々JCのあるべき姿を今一度見つめなおす必要があります。したいことと、すべきことを見極めることも重要です。狭い了見で物事を判断することのないよう自己を客観的に観察することを心がけ、何事にもとらわれない素直な心で物の実相を見極めていきましょう。
価値観が多様化し、多くの専門性を有するNPOやNGOが台頭する中、決して自らの力のみに頼ることなく、古今東西あらゆる人々の知恵である衆知を集め協働していくことの必要性を理解し、実践していきましょう。

私たち一人ひとりの使命感ある行動が、地域社会や国家を豊かで幸福にし、いつしか世界中が繁栄と平和を謳歌する次代へと世の中を導いていくのです。
誰もがそのことを信じ行動するかぎり、必ずや私たちの望む世界は実現します
我々JAYCEE一人ひとりが、この大いなる自らに与えられた使命を心に刻みJCとして市民とともに一歩ずつ一歩ずつ。

次代への使命を知る「命知元年」。
さあ、今ここから始めましょう。創始の志を胸に。